約10年一口馬主を経験してきたなかで、自分なりの馬体の見方を書いていきます。
今回は、募集馬カタログの写真(横から見たもの)の見方です。
まっすぐ立てているか(安定感)
募集カタログに載っている横から見た馬体写真で、自分が一番最初に確認するのがコレです。
前や後ろに斜めにならずにまっすぐ上方向に立てているかどうか。
どっしりとしていて安定感があるかどうか。(なんとなくの雰囲気ですが)
この2点をチェックしていきます。この時点でダメだと思った馬はすぐに候補から外します。
筋肉(量とバランス)
胸前とトモの筋肉が大きく、張りがあるかどうか。そしてそれが前後ともしっかりしているかを確認します。
どちらか片方だけ良い馬が結構多くいますが、両方ともしっかりしていることが大事だと思っています。
片方だけ力が強いと、バランスの悪い走りになってしまいます。
ハの字のライン
上の図の赤線のラインがクッキリ見えるかどうか、コレはチェックする上でかなり重要視してます。
「筋肉量のバランス」にも繋がることですが、このラインがクッキリしているということは、この部分の筋肉がしっかりついているということになり、尚且つ前脚をより前へ、後ろ脚をより後ろへと、大きく速く動かせるのではないかと思っています。
G1や重賞で活躍する馬は、ほとんどの馬がクッキリしています。
雰囲気(バランス)
第一印象というか、その写真を見た時に感じる雰囲気も大事にしています。
バランスの整った馬体は、とても綺麗に見えます。
ごくたまにパッと見ただけで、コレは凄いと思える馬に出会うことがありますが、そういう馬は滅多に外れません。(金銭的な理由で買えない馬ばかりですが)
以上、全体のバランスについて自分なりの見方を書かせていただきました。
少しでも皆さんの馬選びの参考になれば幸いです。
※令和3年7月23日に更新しました。
カタログの立ち姿の写真は、たくさん撮った中から一番出来の良いものを載せているので、よく見えて当たり前なんですが、それでもよく見えない馬が結構います。