今回は、動画で動きを見る時に、どのようにチェックしていくのか(自分なりの見方)を書いていきます。
何度も繰り返し見る事によって気付ける事がありますので、時間があれば繰り返し見るようにしています。
全体の動き
最初に【4本の脚の動き】を見ます
歩きを見た時に、脚の動きひとつひとつが、きちんと独立してスムーズに動けているかをチェックしていきます。
中には、ひとつの動きだけ小さくなってしまっている馬や、稼働範囲がバラバラになってしまっている馬もいるので、気をつけて見ていきます。
次に【一定のリズムで歩けているか】を見ます
リズムよく歩くことが出来ていれば、歩幅の大きさや歩くスピードはあまり気にしません。(極端に歩幅の小さい馬は✖️)
最後に【その動きに余裕があるか】を見ます
感覚的な話になってしまいますが、なんとなくそう見えるかどうかで判断しています。
募集馬の中には、「今はこの動きで精一杯です。」と言っているような、余裕のない動きに見える馬も結構います。そう見えてしまう馬は、すぐに候補から外します。
繋(つなぎ)の弾力
繋ぎに関しては、動きが柔らかく弾力性があるかどうかを見ます。
程よい柔らかさと弾力性があれば良しとしています。
動きが硬かったり、逆に柔らかすぎて深く沈み込んでしまうような馬は、球節や腱に負担がかかり故障のリスクが高くなります。
筋肉の柔らかさ
上の図で、青い丸の部分を見た時に、ブルンブルン震えるように柔らかく見える馬を良い馬として選んでいます。(正しいかどうかは現時点で不明です)
G1や重賞で活躍する馬にはそういう馬が多いので、馬を選ぶ上で選択肢のひとつにしています。
首の動き
上の図の首の下の所に、斜め下を向いてる矢印を○、まっすぐ下を向いてる矢印を✖️としていますが、これは歩く時の首の上下の動きについてのものです。
首の動き(上から下への動き)が、斜め前に動いている馬をいい馬としています。
その動きが前への推進力に繋がるのではないかという解釈です。(こちらも正しいかどうか現時点で不明です。)
逆にまっすぐ下に動いている馬や、上下動が大きく激しい動きになってしまっている馬は候補から外します。
【気にしない事】後ろ脚の動き
最後にあまり気にしていない事として、後ろ脚の動きを上げておきます。
上の図の赤い矢印の動きですが、踏み込みの深さ・可動域・動きの速さなどはあまり気にしません。
いろいろな馬を見てきましたが、走るか走らないかには直結しないように感じています。
もちろん極端にひどい動きなら候補から外しますが、標準的な動きが出来ていればOKです。
今回は、動画での自分の判断材料について書かせていただきました。
これからさらに経験を積むことで、わかってくる事もあると思いますので、その時はまた記事にさせていただきます。