今回は馬の気性についてです。
どんなに馬体がいい馬でも、気性が悪ければレースで能力を出し切ることが出来ません。
ただ、自分が気性について判断する材料としては、近況更新のコメントしかありませんので、それを注意深く見るようにしています。

臆病な性格
馬は元々臆病な動物なのですが、その中でも特に臆病な馬は、レースで力を発揮することが難しくなってしまいます。
馬込みを嫌ってしまったり、ひどい場合だと一頭でも隣に馬がいると怖がって、走りがギクシャクしてしまいます。
そういう馬は、馬込みを避けて逃げるか、後方から追い込んでくるかという極端なレースしか出来なくなってしまい、能力のある馬でも展開が上手くハマった時にしか好走出来なくなってしまうので、注意してコメントを見ています。
気難しい馬・素直な馬
気難しい馬も、やはりレースで能力を出し切ることが難しくなってしまいます。
オルフェーブルやステイゴールドなど、気難しくても走る馬もいますが、大多数の馬は、レース中なかなか騎手の指示に従ってくれず、抑えることが出来なくなってしまったり、動きたい時に動けなくなったりしてしまいます。
特に牝馬で気性難の場合は、さらに走らない可能性が高いように感じます。
逆に素直な馬は、操縦性が高く良い馬として判断しています。
ただし、素直すぎて頭の良い馬の中には、「レースで早く走ることが何の意味もないこと」だと理解してしまい、一生懸命走らなくなってしまう馬もいるので注意が必要です。
馬体重
上記のような気性のよくない馬の中には、育成中に強めの調教を始めると、飼い喰いが悪くなってしまい、馬体重の増減が激しくなってしまう馬が結構います。
そういう馬は、入厩してもなかなか強い調教が出来なかったり、レース前になると馬体が細くなったりして、能力を発揮出来なくなってしまいます。
馬体重は頻繁にコメントに出してくれていますので、常にチェックしています。
コメントでは、いいことが書いてあっても、馬体重が減ってしまっていたら要注意です。
前進気勢
これがあることは、もちろん大事なことです。
なければ、レース中はやる気のないまま走り、最後まで全力で走りきることが出来ずに勝負所でずるずる下がってしまいます。
ですので、「前進気勢」という言葉がコメントに出てくるのは良いことなのですが、あり過ぎるとレース中に、力みながら走ってしまう可能性もあるので注意が必要です。
自分は「程よい前進気勢」というようなコメントが好きです。
今回は、馬の気性について書かせていただきました。
自分の中では最近、馬を選ぶ上で気性面の重要度が高くなっています。
